ゴー宣DOJO

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みなぼん
2010.9.2 11:50ゴー宣道場

無自覚な「権威主義」に陥っていないか?

皆さん、「SAPIO」、
ちゃんと  読みました?絵文字:冷や汗
 

よしりん先生、再度登場絵文字:重要絵文字:重要



わしが
靖国神社での昇殿参拝の作法の件で、
高森さんに叱られたと
「SAPIO」で描いたところ、
これを単なる子供っぽい反発心としか
取っていない人がいます。

情けない。

もっと熟読しなさいよ絵文字:重要

さらにダメなのは、
神道は「宗教」だから二礼二拍手一礼は
当たり前だと言ってる人までいます。

わしは涙が出てくる。

神道は「宗教」なのか? 

宗教なら「神教」と書くはずじゃないか絵文字:重要

そもそも
神道が宗教なら政教分離に反するから、
そりゃあ靖国神社の国家護持なんか
無理に決まっています。

わしは

“ 江戸時代は神仏習合だったが、
   そのときに再拝二拍手一拝はあったのか ”


と書いていますよね?

“ 出雲大社は四拍手だ ”

と書いていますよね?

“ 「再拝二拍手一拝」の
    一般民衆への定着はいつか ”

を問題にしていますよね?

なんでこれらのネームに一切、
注意を払わないのですか?

『ゴーマニズム宣言』を
相当なめているなとわしは感じます。

こういう人には
漫画家は間違ってるはずで、
学者は正しいはずだという偏見、
もしくは「権威主義」の匂いがします。

「形式主義」に陥るのは、
こういう「権威主義者」であることが多いのです。

先日、
伊勢の田中卓先生のお宅を訪問しましたが、
午前中のうちに、
その日発売の「SAPIO」を購入されて、
なんと『ゴー宣』(まさに靖国会館での道場の章)の
ネームにびっしり赤線が引っ張られていました。

欄外にまで絵文字:重要

わしは恐怖で血の気が引きました。

これほどの大権威が、
漫画のネームを
ここまでチェックしているのです絵文字:重要

わしの書いたネームの含意を
丁寧に全部読みとって、
わし自身の知識のレベルだけでなく、
わしの考え方の分析まで
行っておられるのだろうと思いました。

これでは全部見抜かれているなと
感じてしまったのです。

やはり本物は違います。

数々の文献の一行、一語を
解読してこられた大権威は、
漫画のネームの一語、一語にまで
注意力を発揮される方だったのです。

対象は「漫画」ですよ絵文字:重要

つまり権威主義とは
まったく無縁の人だったわけです絵文字:重要絵文字:重要

わしは改めて
本物の凄さを思い知りました。

靖国神社の参拝の「作法」と、
「形式主義」に陥らない精神を、
交差させて書いたこのネームには、
幾重もの仕掛けが施されており、
そう簡単に論じられる問題ではありません。

しかしこの程度の読解力では、
宮城さんが書いたブログの、
ヤマトとアルカディアの寓意性を
読みとっているのかどうかも
怪しいなと感じますね。

「権威主義者」は「形式主義」に
たやすく落ちていくのです。

みなぼん

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